レンズはそのまま

前回触れたフルスクリーンのデジタル一眼レフ機についてもうすこし。
35mmと同じ撮像サイズのため、AFレンズがそのまま一眼レフ機にも対応でき、レンズが持つ本来の焦点距離と画角がそのまま使えるといことが大きな利点の一つです。そのため、従来から一眼レフ機を使いこなしている撮影者にとっては、絞りをいくつぐらい、撮影距離はどれぐらいとればボケの表現を得られるといったことまで同じ感覚で撮影できるのは、フルスクリーンのカメラならではです。

以前カメラの購入選択のテーマで、レンズはボディーよりも投資すべき価値があるといった内容を書きましたが、そのように高価なレンズを揃えて、デジタルに移行になったとしてもフルスクリーンでのデジタル一眼レフ機に有効となれば、機能も合理性も得られるという訳です。

ちなみにレンズ以外に特筆する点は、高感度撮影でもノイズが気にならない画像が得られるということです。撮影時間、屋内撮影、シャッター速度などを気にせずに
ISOをあげて高品質の写真撮影ができます。ISO1600まではまったくといっていいほど変わらない画質、そして、ISO3200でもかなりズームにしないとノイズが目立たないほどです。
画質劣化を気にしないで感度を上げられるということは、撮影モードの幅も広がり、撮影環境自体の融通が利くことになります。
こういった撮影をすることによって、このフルフレームカメラのすごさを実感します。
撮影照明、料理写真