ストロボ調整

前回日中シンクロ撮影をおはなししたので、ストロボ撮影の基本的に大切なことをここで触れてみましょう。

昨今のデジタルカメラの内蔵露出計は随分進化し、正確に計算されることが多くありますが、実は基本的にカメラの内蔵露出計の特徴として、白に引っ張られないように、黒に引っ張られないようにと中間のグレーに近づけようとすることがあげられます。つまりは、白いものを写すとグレーっぽくぼやけた感じに、そして黒を撮影する際には漆黒のようなはっきりとした黒色はでなくて、やはりグレーよりになりがちです。
これをストロボ撮影で調整することができます。
それが前回もでてきた調光補正機能です。少し調整するだけでも実際の色に近くなるのですから有効活用したいものです。

さてどのように活用するか?
白い被写体はプラス補正にして、黒い被写体はマイナス補正をすることです。
これによって白いものが白く、そして黒いものが美しい黒として表現できます。
これは露出の問題なので普段ストロボ撮影をしない場合に、本来の色を出したい時に考えるシステムと同じです。先月お話ししたペットの毛並みの色を表現するには?というテーマと同じことです。
しっかりと本来の色を出すことは基本ですからね!商品撮影の基本