話題のミラーレス

富士フィルムの話題のミラーレスが発表されましたね。
大判センサーを用いた高級ミラーレスカメラで、お値段スバリ、ボディー単体税抜き価格でおよそ122万5000円。話題といっても、なかなか個人で手が出せる価格ではありませんし、まさに実用なのでプロ向きの一機ということになります。
それでももちろん気になりますよね。
高級ミラーレスは何が違うのか。
まずは、なんといっってもセンサーの大きさ。対角線の長さが55mmのラージフォーマットイメージセンサーで、つまりはフルサイズ機35mm判の約1.7倍の面積を持つセンサーということになります。つまり憧れのハッセルブラッドのセンサーと同じということです。35mmフルサイズではなく中判カメラということですね。はい、お値段の桁が違ってきますよね。
そして約1億200万画素という画素数!ハッセルブラッドX1Dが5000万画素ですからね。
つい10年前、2009年に約1800万画素のセンサーを搭載したEOS 7Dが注目を浴びていたのですから、もう技術の進歩がどこまで行くのか想像がつきません。
そのほかにも4K動画撮影など、発表時に富士フィルムの会長が「未来のデジタルカメラの開発に期待してほしい」とコメントする社の顔になる高級ミラーレスの特徴はいろいろあります。
いろいろありますが、フィルム派には気になる新機能が「フィルムシミレーション」。
富士フィルムはなんといってもフィルムの会社。フィルムメーカーとしての強みは他のカメラメーカーとは違うでしょう。80年以上にわたって培ってきた写真画質をデジタルで再現したのがフィルムシミレーションというもので、デジタルカメラでまるで中判フィルムカメラのような色が実現できるというもの。フィルム派には試してみたい機能です。
たとえ手にすることがなくとも、カメラの機能や特徴を見るのって楽しいですよね。
発売は6月下旬だそうです。

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