『1億2千万人の顔写真データベース』

アメリカのジョージタウン大学プライヴァシー&テクノロジーセンターの研究による
と、アメリカ国内の成人の約半数が法執行機関の顔認識データベースに登録されてい
るといいます。
つまり、警察や米連邦捜査局(FBI)が所有する顔認識データベースには、約1億
1,700万人もの顔写真データが保存されているということです。

ちょっとゾッとしますよね。
しかも、法執行機関の4分の1が顔認識データベースにアクセス可能で、こうした利用
はほとんど規制されていないのだそうです。

顔認識技術を利用して、26の州で運転免許証や身分証明書に掲載された写真の顔をス
キャンすることにより、警察とFBIは着々と「ヴァーチャルな面通し」を行なってき
ました。
そして全成人の半分がすでにスキャン済み。
指紋やDNAでは、ここまでの規模での照合はされていませんでした。

研究論文によると、26以上の州が警察当局に対し、データベースまたは運転免許証や
身分証明書の写真を対象とした「捜査の実施や要請」を認めていて、アメリカ人の成
人の約2人に1人は、写真をこのようなかたちで調べられているそうです。

さらに研究者チームは、シカゴやダラス、ロサンジェルスなど、少なくとも5つの主
要都市の警察署が、通りに設置された監視カメラからリアルタイムでの顔認識を行う
ための技術をすでに手に入れたか、もしくは購入に関心を示したという内容の文書を
確認したそうです。

ジョージタウン大学の研究によれば、警察はデータベース利用の監視をほとんど行っ
ておらず、悪用の有無を調べる監査も行っていないそうです。

公正な捜査に使われるなら別に構いませんが、貴重な個人情報を警察に悪用されたら
どうしようもないですし、知らぬ間に見られているというのも、何か気持ち悪いです
よね。

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