壮大なジャムセッション

現在アーディゾン美術館で開催されている「ジャム・セッション M式『海の幸』- 森村泰昌 ワタシガタリ神話」は、石橋財団コレクションの青木繁作品の自画像や作品の人物に森村氏が扮した写真作品と映像作品で構成された展覧会です。
ジャムセッションというのは財団所有の作品をベースにアーティストと学芸員が共同してセッションとして新しい作品を生み出して展覧会を構成するという面白いプロジェクトです。毎年一回開催する予定だそう。
さて、その大規模なジャムセッション、50点以上の森村氏の新作を観ることができるということで、まさに森村氏による青木繁研究ですね。
その大掛かりな展覧会にも圧倒されますが、関連プログラムも面白いです。
「土曜講座」というプログラムはもともと森村氏の講演を予定していたそうですが感染拡大予防のために動画がYouTubeで公開する形式になり、現在5週連続の森村氏の動画を自由に観ることができます。これってすごい機会ですよね。
5つに分かれた展覧会構成に沿って、森村氏が語ります。
短い動画で約11分、長い動画が約37分、公開期限がないそうです。
コロナ禍の影響はいろいろな場面に影響していますが、こうやって自由にアーティストの「講演」を聞くことができるのは嬉しいことです。
展覧会は来年2022年1月10日までです。

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