料理写真の素材を美味しく見せるひと工夫。

今回は料理そのものの素材に注目してみました。どんなに美味しそうに盛りつけられていても、その素材がぐったりしていたりパサパサに乾いていたら、もう料理として減点です。強い照明ライトに当たっていると、どんなに新鮮な野菜も魚もお肉も、だんだん変色してまずそうになってきます。そうならない前に、食材を美味しく見せる工夫を紹介します。まずはお刺身や焼き魚、肉など、撮影中にどんどん乾いてしまう食材には、表面にみりんを塗っておくとツヤが出て美味しそうに見えます。塗るのは普通の絵筆などでOK。みりんじゃ照りが弱い場合にはサラダ油を塗ることもありますが、撮影後に食べることを考えるとやっぱりみりんがいいですね。他には冷えたグラスの水滴をおしゃれに見せる方法も、知っておくと便利かもしれません。この水滴づくりは、普通にやるのは至難の技です。なので裏技でやりましょう。用意するものは防水スプレーです。撮影専用のグラスを準備して、このスプレーをグラス回りに吹き付けます。その上に、霧吹きで水滴をつくってください。きれいに丸まった水滴ができましたよ。ひと工夫でいい写真に変えていきましょうね。
撮影ライトのことならこちらへ