F値で選ぶデジタルカメラ

デジタルカメラは電子機器の中でも日々技術が進歩し、さらにデザインの流れも同じように変化していくので、それだけ発売されるモデルの数も多くなるでしょう。
その多くのデジタルカメラの中で、どのようにカメラ選びをしたらいいのでしょうか。
コンパクトカメラなどでは携帯性、デザイン性、軽量性などもとわれるでしょうが、やはりレンズの性能にも注目したいものです。レンズの性能、つまりはどのくらい明るいレンズか、ということ。
それはF値を見ればわかります。
F値が小さければ小さいほど明るいレンズということになり、F値の二乗の逆数が取り込める光の量の目安になります。
例でみてみましょう。
F5のデジタルカメラでは、5の二乗の逆数が0.04、F2のデジタルカメラでは二乗の逆数が0.25になります。0.25÷0.04=6.25となり、F2のデジタルカメラのレンズは約6倍近くの明るさを持っているということになり、それはシャッタースピードやISO設定にも大きく影響し、画質そのものにも関わってくることになります。

F値の計算はややこしそうですが、このようにF値にしっかり注目してカメラ選びをすると、デザイン性などの外観だけでは物足りなくなるでしょう。
是非お試しください。

新宿の撮影機材専門店

写真の引き算

写真学校などのテーマごとの撮影課題の評論会、批評会のようなもので、よく「説明的だ」というフレーズを耳にします。これはネガティブなコメントなんですね。
カタログ写真などは、文章で補えない分を写真で紹介するという役割のため、もちろん説明的で見てそのままわかるものである必要がありますが、アート作品やファッション、また広告写真などでもインパクトや面白みを持って人の目を引きつける必要があるため、「説明的」であってはNGになる場合があります。
つまり「説明的」な写真は、一目瞭然であっても面白みに欠けるという点で評価が薄い写真になってしまいます。

商品カタログや物撮りといった表現写真以外で、説明的な写真でないようにするのはどうしたらいいのでしょう?
それは撮影者が見てひかれた部分を、すべて全体写真としてフレーミングするのではなく、アングルや邪魔なものを排して撮影するのがポイントです。
つまりそれが写真の引き算です。どこを削除して、どのようにフレーミングするかがポイントです。
同じ被写体でも、人によって全く違う写真になるというのは、この部分に鍵があるんですね。
そして人それぞれの感性、見方によっていかようにも変わるのが写真の醍醐味でもあるかもしれません。

撮影照明のライトグラフィカ

キレイなぼけ背景

被写体を際立たせるため、目立たせるため、立体感を強調するためなどに背景をぼかして撮影することはよくあります。
たとえ背景がいろいろなものが見えてごちゃごちゃしていたとしても、ぼけ背景にすることによってほとんど壁紙状態にして煩わしさのない写真として仕上がります。

これらのことがをわかっていてもなかなかキレイなぼけ背景が写せないという場合、次のポイントをもう一度確認してみましょう。

・ボケといえば開放
・最大までズームアップ
・被写体と背景の距離

キレイなぼけに関してお話しするときに必ず出てくるF値の開放。絞りを開放気味にすることはボケを得ることにつながります。
そしてズームレンズを使用する際にはブームを最大までズームアップすることによって、よりボケが強調されます。ズームアップすると被写体がフレームからはみ出してしまう場合は撮影者が後ろに下がりながら構図の調整をしましょう。
そして忘れがちですが、被写体と背景にある程度の距離がなければ背景がぼけてきません。
被写体と背景になるものとの距離感をはかることもキレイなぼけ背景につながるポイントです。

写真撮影のことならライトグラフィカ

バルブ撮影

日本でも多く開催されている写真コンテスト。
写真撮影上達の道の一つとして、以前写真コンテストへの参加をお勧めしたこともありますね。

純粋にアートとしての写真コンテストから新人発掘、写真メーカーからあらゆる産業においてのキャンペーンからプロモーションのために開催されている写真コンテストがあり、非常にユニークなテーマまであります。

今も開催されているのかもしれませんが、数年前に見かけてびっくりした写真コンテストは「雷写真コンテスト」。肉眼では一瞬の雷を、私たちのイメージ通りの亀裂した「落雷」を写真におさめたものを応募しているコンテストでした。そう、ああいった「落雷」写真ってどう撮影するんだろうって考えたことありませんか?
実はこの撮影に活かせるカメラ機能がバブル撮影なのです。
バルブ撮影、つまり長時間露出撮影。シャッターボタンを押している間シャッターが開いていて、指を離すとシャッターが閉じて撮影されます。つまり好きなだけシャッターを開いて撮影ができるということです。
落雷撮影もこの要領を使うそうで、嵐が近づいてきたり、予測を利用して落雷の方角に向けてカメラ設定、バルブ撮影をするそうです。

天体撮影で知られているバルブ撮影。環境と長時間露出が必要な撮影の組み合わせで、いろいろな撮影場面が楽しめるかもしれません!

写真のことならライトグラフィカ

JPGで撮るかRAWで撮るか

RAWは文字通り、略式ではなく「未加工の」「未処理の」「料理していない生の状態」を表すデジタルデータですね。現在ではコンパクトカメラでもRAWデータで撮影ができるほど普及していますが、実際の撮影設定のときにRAW?JPEG?どちらのデータで撮影してますか?

RAWデータは処理をしていない生の状態ということで、カメラが撮影できる一番「高画質」で撮影できるデータです。
しかしその分RAWで撮影、メモリー保存するとなると、ファイルサイズが大きいため撮影枚数の制限、保存場所の確保などといった負担も生じます。
実際に撮影後の画像処理が必要な場合、露出補正やホワイトバランスの調整などはRAWデータからの方がきれいに処理、編集が可能です。
ただ、デジタルカメラの多くに、撮影設定でRAW+JPEGという設定があり、同じ画像をRAWでもJPEGでも保存するため二重保存、スペースも倍にかかります。
むやみにメモリースペースの制限を受けるよりも、撮影時に画像処理が必要、または綿密な画像処理を要するとわかっている場合はRAWで、画像処理をする必要がない撮影ではJPEGデータで撮影したりと、設定を使い分けるといいでしょう。
ただ、違う見方をすると、テスト用と保存用、プレゼン用とアーカイブ用とファイルの大きさによって使い分けする場合には、一気にRAWとJPEGで撮影保存するというのは便利かもしれませんね。
撮影時に撮影後まで含んで考えるというのも撮影準備の大切な一つです。

撮影機材の専門店

スイーツ撮影

前回ブログにおける、料理写真についてお話ししましたが、写真撮影していると普段の生活で目にする画像は違った視点から気になるものです。
広告写真のみならずブログやSNSなどの情報の場でも写真があると、光、構図などといった撮り方をついつい見てしまいます。

あるwebのコンテンツでヨーロッパの暮らしを伝えているものがあり、スイーツの特集をしていました。その一つ一つのデザートの写真がとても素敵で、文章にプラスαの説得力加わります。
撮影者はフォトグラファーではないのですが、随分なれているようです。
スイーツの撮影に大切なのは何でしょう。

よりで撮影することや光の取り入れ方は料理撮影と同様です。
ポイントは、スイーツ撮影は料理写真に比べてローアングルで撮影するといいでしょう。「より」で撮影しても、背景が映り込んでも「ボケ」を利用するとさらに柔らかい感じになります。
カフェでのスイーツ撮影はかえって背景が入ることによって雰囲気も加わります。
もちろん三分割法もお忘れなく!

写真撮影のことならライトグラフィカ

夜景にフード

夜景にフード、あまりピンとこない組み合わせですが、実はレンズフードは夜景撮影にも貴重な役目を担うのです。

以前、ガラス越しにパノラマ風景を撮影する際にゴム製のレンズフード=ラバーフードのお話をしたことがあります。
高速ビルから眺めるパノラマを写真におさめたいと思っても、ガラス越しではそのガラスの反射が煩わしく映り込んでしまいます。そういったときに柔軟にガラスとの隙間を埋めることのできるラバーフードがとても便利というお話でした。
ガラス越しでなくても、ロケでの撮影にはレンズフードを装着することを普段からお勧めしていますが、それは日中ロケのイメージですよね。
しかしガラス越しでの撮影は、辺りが暗くなるとさらに反射が増します。
周りが暗いのに自分の入る位置が明るい場合、それは鏡の要素と同じようになり、反射するガラスは鏡のように映り込んできます。
そんなときもやはりラバーフードが便利。
夜景撮影だからといってもフードが活躍する場面があるんですね。
ガラス越しのパノラマ写真や風景写真を撮りたい場合には是非携帯したいものです。
今では一眼レフカメラだけでなく、コンパクトカメラ専用のラバーフードもあるので、手軽なフードを探してみてください。

写真機材のライトグラフィカ

外付けフラッシュのお手入れ

外付けフラッシュが、バッテリーを代えたばかり(または充電したばかり)なのに電力不足だったり、反応が遅い時などありませんか?
バッテリーに問題がない場合、フラッシュとカメラボディーの装填部やバッテリーの接触部分に不純物などが付着していて、接触が悪くなることがあります。
せっかく外付けフラッシュを準備しても成果を得られないようなことがないように、普段からのちょっとしたお手入れを心がけましょう。

カメラボディーの外付けフラッシュを設置する部分には、普段フラッシュを装着しないときにはカバーをつけてゴミなどが入らないようにします。
撮影終了後には、フラッシュを専用カバーに入れる前に、フラッシュの装填部分を眼鏡のレンズを拭くような柔らかな布で、細かな部分を払うように汚れをとります。
そして忘れがちですが、撮影を終えたときにはフラッシュのバッテリーを取り外しておくのもバッテリーの接触面をきれいに保つヒントでもあります。

いざというときに、しっかり外付けフラッシュの役割を活用できるように、こんなお手入れをお忘れなく!

撮影機材の専門店

外付けフラッシュのお手入れ

外付けフラッシュが、バッテリーを代えたばかり(または充電したばかり)なのに電力不足だったり、反応が遅い時などありませんか?
バッテリーに問題がない場合、フラッシュとカメラボディーの装填部やバッテリーの接触部分に不純物などが付着していて、接触が悪くなることがあります。
せっかく外付けフラッシュを準備しても成果を得られないようなことがないように、普段からのちょっとしたお手入れを心がけましょう。

カメラボディーの外付けフラッシュを設置する部分には、普段フラッシュを装着しないときにはカバーをつけてゴミなどが入らないようにします。
撮影終了後には、フラッシュを専用カバーに入れる前に、フラッシュの装填部分を眼鏡のレンズを拭くような柔らかな布で、細かな部分を払うように汚れをとります。
そして忘れがちですが、撮影を終えたときにはフラッシュのバッテリーを取り外しておくのもバッテリーの接触面をきれいに保つヒントでもあります。

いざというときに、しっかり外付けフラッシュの役割を活用できるように、こんなお手入れをお忘れなく!

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