素爪(スズメ)

前回お話ししたネイル撮影。
素爪(スズメ)とは、メイルをしていない爪のことですが、女性に人気の「ネイル」「ネイルアード」に対して、男性に人気なのはその反対の「素爪」だそうです。

その理由とは、「派手すぎる」「家事ができなそう」などといった感じで、男女の心理のギャップが現れているようですね。
男性好みは王道な「ナチュラル派」ということで、「ネイル派」の増加と反比例し「素爪派」人気が高まっているとのこと。

さて、ナチュラルな素爪撮影をする場合、ネイル撮影との違いは?
大きな点はカラフルな色遣いのネイル撮影と違って、素爪はまさに手と爪の自然な色を写すことが大切です。つまり色のインパクトがない分、しっかりとしたホワイトバランスの設定が必要です。

照明もネイル撮影以上にディフュザーを使ったやわらかい光があっています。
撮影後のポストプロダクションにて、コントラストを少し押さえることによってやわらかい感じもでます。

ネイルと違って、素爪は「自然」「すこやか」だからこそ「美しい」というイメージを大切にしているので、華美なところはなく、手と指の仕草もネイル撮影ではできないような、「食材」「こども」「和装」などの組み合わせを選ぶと、ナチュラルさが際立つではないでしょうか。

「爪」ひとつとっても、「装い」が変われば、見せ方も撮影の仕方も変わってきます。
試行の甲斐があります。

さてちなみに、規模は分かりませんが、「綺麗な素爪コンテスト」なる写真コンテストもあるようですよ。面白いですね。
撮影機材の専門店ライトグラフィカ

地元コンテスト

写真撮影会、評論会、SNSでの写真投稿、ブログでの写真掲載等々。
公の場で写真を見せる、見せ合うことによって写真技術の向上があることは前にもお話ししました。
人に見せて、感想を聞くことによってモチベーションが上がるというメリットも大いにあります。
やはり写真撮影は「楽しく」撮影することが「うまく」なることへの大きな要因です。

スマートフォンが台頭し、SNSが日常的になった今では、インターネット経由で撮影した写真をその場でネット上に揚げるというのが一般的でしょうが、「写真の腕を上げる」目的として公に発表する手段がまだあります。
それがコンテスト。以前にもコンテストについて触れたことがありますが、今回は身近なコンテストです。
写真コンテストって結構あるんですよね。東京はその人口に比例してちょっとしたイベントを兼ねた写真コンテストは多数あります。しかし今日お話ししたいのは「地元コンテスト」。
前述した通り、写真コンテストは注目度を増す目的にも多く使われるコンテストのひとつです。
そのためイベントの企画でも揚げられやすいのですが、もうひとつ、地方都市のいわゆる「町興し」的な役割としてもよくあります。

例えば、今や世界遺産となった富士山。ふたつの件をまたぐ富士山には、静岡県でも山梨県でも富士山をテーマとした写真コンテストは結構あります。誰もが知っているテーマばかりではなく、地元の〇〇秋祭りをテーマとした写真コンテスト、それぞれ都道府県の季節をテーマとしたものなど多彩です。
もしも自分自身の出身先のコンテストがあれば、自分の生まれ故郷への思い入れも違うでしょうし、旅行先としていく場所行った場所がコンテストを応募していれば、旅行を兼ねた写真撮影にも熱が入りそうです。
地元ならではのテーマ、「地元写真コンテスト」という場でも写真発表もおもしろみがありますよ。
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年賀状のように

年賀状準備、まっただ中の時期ですね。
オンラインでも巷でも年賀状印刷についての広告をよく目にします。

年賀状と言えば、干支や縁起物をモチーフにデザインされたものが多く、そして子どもの誕生や結婚後などには写真を印刷した年賀状も人気のひとつでしょう。

さて、年賀状とは少し離れますが、先日絵画の個展を終えた知人からお礼状が届きました。
個展では開催前の招待状と、開催後に個展を見に来た人に対してのお礼状をだすのが習わしのようで、しばしばいただくことがあります。
お礼状は葉書に文章のみの挨拶が一般的ですが、今回のお礼状は個展の会場の展示風景の写真が印刷されており、とても印象的なものでした。

日常生活の中、年賀状のように写真を印刷して手紙(葉書)を出すことはあまりありませんが、あまりないからこそ受取手には普段よりも一歩特別な意味合いがあり、印象にも残ります。
家族や友人とのイベント事、趣味の披露、旅行先の一枚など、写真を載せてのご挨拶を年賀状のように郵送するのも時には乙ですね。
emailが普通のこのご時世だからこそ、写真が印刷されたご挨拶って、いいものですね。
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カメラマン ベスト

一目見れば、「カメラマン」だとわかる服装、それがカメラマンベスト。
何の文字もプリントされてなくても、たとえカメラを構えてなくても、カメラマンと分かる特有なアイテムです。
カメラマンベストのあるメーカーには「着るポケット」というキャッチコピーがついています。
なるほど。まさにポケットを着ているも同然にベスト中にポケットが配置され、しかも合理的につけられていて、ベスト自体を着ているので入れるものの重さもあまり負担になりません。

気になるものの持っていないのですが、ある撮影でカメラマンベストを借りたことがあります。
使用感はまさに「便利!」。
自分でポケットの左右(さらに背中のポケットもアリ)のどこに何を入れるかを決めて覚えてさえいれば、出し入れが素早く、自分で作業しながらも、まるでそばで誰かがカメラバックを持っていてくれるような感じがするほど、必要なものがすぐ手にできます。
実に実用的にできています。

カメラマンベストがなくても、確かに撮影時にポケットの多い洋服を着ていると便利ですものね。
長い撮影のときや、インターバルを取りづらい撮影の時には、バッテリーなどをバックルに付けられるサブポケットのようなものに入れることがありますが、カメラマンベストがあれば解決。

といってもテレビクルーやプロの撮影隊以外にカメラマンベストを巷であまり見ないのは、「かっこいい」イメージがないからでしょうか。
いやいや、実際の撮影は実用性、合理性が優先。
最近では実用性+デザインもかっこいいものもあります。「アクセサリーが取り出しづらい」と感じている方、是非お試しを。
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『大掃除』

今年も残すところあと少しです。
年末はどの家も大掃除などで忙しいと思います。
家の中だけでなく、カメラのお掃除も忘れずにしましょう。
手入れをしないとカビや変色、レンズの劣化の原因になりますからねぇ・・・。

カメラの汚れはブロアーやブラシ、クロスなどでを落とすのが一般的ですが、たまにはお店に持って行ってお手入れするのもいいです。
修理と違って値段もそんなに高くなく、1000円前後でやってくれるお店がほとんどです。
外部の汚れだけでなく、内部のホコリ取りや不具合がないか動作確認もしてくれます。
内部はなかなか手入れが行き届かないですからねぇ。

そんなカメラユーザーの声が届いたのか、一眼レフカメラの内部を綺麗にするレンズ型掃除機「Fujin(風塵)」が先月発売されました。
高性能電動ファンが内蔵されていて、ジェット気流で隅々まで掃除してくれます。
レンズマウントに装着するだけでセンサー内のゴミやチリを除去してくれる手軽さ。
これはスゴいです。
しかし、お値段7000円。
けっこうしますね・・・。

今のところ、キヤノンのEFマウントにしか装着できません。
是非、他のメーカーのカメラにも対応できるものを開発してほしいですね。

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『雪のふる季節』

去年の記憶を忘れてしまっているのか自分が歳をとっているのかわかりせんが、冬が
来る度に「今年の冬は寒い!」と思ってしまいます。
異常気象が続いていて、12月には名古屋白の屋根もまっ白になりましたね。
名古屋の写真ファンたちは喜んだことでしょうね(笑)

東京でも雪が降りつもることが多くなりました。
電車が動かなくなったり道で滑ったり・・日常は大変ですが、雪が降ると嬉しいです
よね。
たくさん積もると、ついカメラを持ち出して写真を撮りたくなります。

雪の写真のポイントは、なんといっても露出補正。
明るくまっ白な雪の色をだすにはプラス補正が必須です。
補正はプラス1~2くらいでけっこう雪の白さが出るので、あとはホワイトバランス
で調整するとイメージが良くなります。

もう一つ、雪が降っているときにこそ使えるテクニックがあります。
それは普段あまり使うことのないフラッシュ機能。
降っている雪を撮るときにフラッシュを使うと、雪に光が一瞬だけあたり雪が止まっ
ているように見え、幻想的な写真になるんです。
もちろん、当社のLED照明機材で定常光を当てて撮ってもOKです。

でも、雪の降る日はカメラの防水や、雪から照り返す紫外線にも気をつけないといけ
ませんね。
とくに保護フィルターは絶対にあったほうがいいです。
何かあってからでは遅いですからね・・・。
寒いのは嫌ですが、キレイな雪景色を撮ることができれば嬉しいですね。

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『1月に撮りたい写真』

1月のイメージといえば、初日の出、年賀状、デパートの福袋&初売り等々・・・で
はないでしょうか。
お得な福袋を求め、若い人からお年寄りまで長い列をつくり、開店と同時に猛ダッ
シュする映像を毎年テレビで観ますが、観る度に日本はなんて平和な国だとつくづく
思ってしまいます。
この状況を撮影できたら面白いなとは思うのですが、さすがにこの戦場に乱入し
シャッターを切る勇気はありません(笑)

正月写真を撮るなら、やはり初日の出が一番ですね。
山に登って雲海から現れる初日の出、こんなの撮れたら最高ですね。
2015年の初日の出予想だと、日本で一番早く初日の出が観られるのは南鳥島の5時27
分。
富士山では6時42分だそうです。

こんなに正確に時間がわかるなんてスゴいと感心してしまいます。
天気は日本海側はあまり良くなさそうですが、各地「初日の出スポット」はたくさん
あります。
富士山付近で撮影する人もけっこういるようです。

日の出の撮影テクニックのポイントは露出のコントロールです。
あまり大胆に補正する必要はありませんが、露出を変えることによって、イメージは
だいぶ変わると思います。
また、太陽の動きは意外と速いので、あらかじめカメラの設定を済ませておいたほう
が良いです。
新年早々風邪をひかないよう、防寒はしっかりして出かけましょう。
カメラも結露する恐れがあるので、忘れずに対策を!
僕は家で寝ていますけど(笑)

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『東京オリンピック』

2020年の東京オリンピックまであと5年。
1964年に開催された東京オリンピックでは新幹線ができ、たくさんのメイドインジャ
パンが世界に認められたきっかけにもなりました。
また、東京オリンピックの記念に硬貨やグッズなどが販売されましたね。
僕の家にも東京オリンピックの記念硬貨があったので、おそらく日本のほとんどの家
庭にとって、注目すべき超特大イベントだったのではないでしょうか。

カメラや望遠・超望遠レンズなども東京オリンピック(1964)に向け開発がすすめら
れ、特にNikonFは当時最高の技術で作られ非常に信頼性が高く、東京オリンピック
(1964)を機に世界的にも報道カメラマンの標準機種になったそうです。

確かに、NikonFシリーズを持っている年配の人多いですが、そういうことなんでしょ
うか。
当時はまだキヤノンが報道カメラマン用のカメラをつくっていなかったため、カメラ
マンの機材はNikonFが中心でしたが、きっと2020年の東京オリンピックに向け各社は
開発促進に力を入れているでしょうね。どのようなカメラが発売されるか今から楽し
みです。

2020年の東京オリンピックの一眼レフのシェア率は、ニコンとキヤノン果たしてどち
らが多いでしょうか。
ちなみにロンドンオリンピックでは、ニコンが圧倒的多数だったとかいう噂されてい
るようですが・・・。

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『ハイアングル』

被写体を上から見下ろして撮影することを「ハイアングル」と呼びますが、高い位置
から撮影することによって、写真に広がりを持たせることができるんです。
笑顔の女性や動物をハイアングルで撮るとかわいらしい印象になるし、泣いている子
どもをハイアングルで撮ると怒っているような印象の写真になります(笑)
上から見下ろす風景は通常とは違う雰囲気があり、構図の幅も広がりバリエーション
も豊かになります。

最近では携帯電話を棒に装着しハイアングルでの自分撮りができる「自撮り棒」とい
うものがありますね。
これは確かにセルフタイマーを使うよりは便利そうです。
日本人はシャイな性格の人が多いので、自撮り棒を街で見かける事がありませんが、
外国ではとてもウケが良く、2014年大流行した自撮り棒「セルフィー」はTIMES誌の
選ぶ「2014年最高の発明品ベスト25」にも選出されたそうです。
ハイアングル撮影ができるだけでなく、棒の長さの分だけ遠くから撮影するので、背
景をより多く入れることが出来ます。ということは一人で旅行に行った時は便利かも
しれませんね・・。

ただ、韓国ではBluetooth機能を持つ自撮り棒は「通信機器」と見なされ事前に国の
許可が必要なため、基本的には販売が禁止されているうえ、使用者には「電波法違
反」として3000万ウォン(約320万円)以下の罰金、または3年以下の懲役となる可能
性があるので・・・要注意です!

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『HDR合成』

iPhoneで写真を撮ると、たまに「HDR」という写真が勝手に保存されます。
一体何が違うのだろう・・・と気にはなっていたのですが、やっと知ることが出来ま
した。
というか最近やたらとHDRという言葉を耳にする機会が多いです。

HDRは「ハイダイナミックレンジ合成」の略で、通常の写真技法に比べてダイナミッ
クレンジを表現するための写真技法の一種だそうです。
ダイナミックレンジとは、カメラのイメージセンサーが感じ取ることができる、最も
明るい部分と最も暗い部分の範囲を指します。

つまり、HDRの具体的な手法は、露出を変えて撮った複数毎の写真を合成する、、、
これだけです。
HDR合成すると普通に撮った写真に比べて、リアリティがあり肉眼に近い写真に仕上
がります。
(言われるまで気づきませんでしたけど・・・)

室内などあまり光の変化がない環境での写真より、夜景など光の変化が大きい写真の
方がより幻想的な写真となり、HDR合成の効果が最大限に生かせるんだそうです。な
るほど~・・・。
iPhoneは標準でHDR撮影が可能ですが、一眼レフの写真はPhotoshopなどの編集ソフト
が必要です。
HDR合成専用ソフトであれば1万円前後で買えるようです。

画像を加工するためにはRAW撮影をしたいところです。
RAW形式は容量が重いため、PCの性能によっては加工処理に少し時間がかかってしま
うのですが、立体感が出てとてもイイ写真になります。

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