ケルビン次第

インテリア雑誌などで、同じ家具配置で同じ環境なのに印象がガラリと変わる写真ってありますよね。
自然光でない撮影ならば、その違いはもちろん照明にあります。
柔らかな温かい照明で落ち着いた空間、または、パリッとした明るく活動的な空間。それらの違いの鍵はケルビンです。ケルビンとは光源の色を物理的に表す色温度の単位です。
写真撮影はもちろん、そして大きな建物の空間も、住居のインテリアもLED照明が主流になりましたが、このケルビン(値)の色温度によって好みの空間を自由に作り出すことができます。
色温度が低いと、つまりはケルビン値が低いと暖色の温かい色になり、ケルビン値が高いと白っぽい色になります。前述はホテルのラウンジや家のリビング、後述がオフィル内や図書館などがその色温度にあたる空間ですね。
色温度を、白熱ランプ、蛍光灯など照明ランプによって意識しないで選択しているところはありますが、あらためてケルビン値を意識すると、どんな生活空間に作るかということがよくわかります。同時に生活の中でのケルビン値を理解することで、写真撮影時の照明色温度が何がふさわしいのかが感覚的にわかります。
逆に、撮影で色温度を意識していることによって生活空間の明るさの具合がよくわかるという方もいらっしゃるでしょう。
もちろんインテリア、空間のみならず、肌を美しく見えるポートレートでもとっても大切なカテゴリーがケルビン値です。

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