『コロラド』

コロラドといえば、ロッキー山脈。
コロラド州に広がる高原を辿れば小麦畑や採掘場、牧草地などさまざまな風景が見えてきます。
高原の風景は実に美しく、とりわけ上空から見た景色は抜群です。

元地質学エンジニアで、写真家のアンダーマンによってその風景写真が公開されています。

http://evananderman.com

彼は2005年にプロの写真家になり、それから7年後にセスナ「206」を購入したそうです。
そしてセスナに新しい航空電子機器と自動操縦機能を積んで、飛行中も撮影ができるようにしました。

週に2回、彼は空の上で1日を過ごすそうです。
いつもと違う模様や色を見つけたら、スピードを落として自動操縦へと変更し、ハッセルブラッド「H5」を使って撮影を行います。

「景色を見ることであらゆるものがどのように組み合わさっているかを理解できる。」といかにも地質学者らしい感性で美しい風景を捉えています。
小麦やキビの畑、風に吹かれる干し草、放牧地で草を食べる牛、点在する工場、採鉱場、石油掘削装置、など「隅から隅まで、何らかのかたちで人間の産業から影響を受けています」と、自然と人工が組み合わさった美しさを、彼は捉えているのです。

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