広告は一方的じゃない!

一昔前と比べて、情報量が圧倒的に多い昨今では、広告のスタイルも変わってきたといいます。
それは媒体のみではなく、広告につきもののコピーから画像、映像もかかわってきます。
広告業界にいる人にとっては切実に感じられることかもしれません。
例えばキャッチコピーの言葉一つにしても「宣伝したいもの」を宣伝する、だけでは伝わらないということです。つまり相手側、消費者の頭の中を無視して商品を紹介するだけでは振り向かれないのです。一般的にも商品には対象者の性別、年齢、職種など考慮されているでしょうが、今必要な広告はさらに一歩踏み込んだ、相手の「気持ち」を想像することが大切な段階にきているそうです。
大量の情報、広告の中で、人の気持ちと一致したものがなければ「宣伝」にならないということですね。
言葉、コピーのように、写真も同じようなことが言えると思います。
撮りたいように、商品を全面に見せるだけでは消費者の気持ちと重ならないんですね。この商品を使用するであろう人のことを考え、想像し、何を欲しているのか、どんな風に見えたらその要求に近づけるのかということを考えながら商品を見せることが大切です。
つまり今必要な広告は一方的ではなく、相互で通じ合える、相手の気持ちとこちらの気持ちが一致できるようなことを考えてこれまで以上に写真撮影も企画、準備したいものです。

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商品撮影、広角と望遠!

写真撮影上で「パースがかかる」といういい方があります。
この「パース」というのは「パースペクティブ」のことを指し、つまり遠近法のことを言います。商品撮影などで広角レンズで撮影するとこの「パース」がかかってきます。遠近法が強調されて写るため商品が歪んで見えてしまいます。とくに正方形など定型の商品などは目立ちます。
そのゆがみを避けるためには、望遠レンズを使って被写体から離れて撮影するといいでしょう。シンプルな解決法ですが、撮影後にフォトショップを使ったり編集ソフトで修正する必要がありません。
その差を是非実践して試してみてください。

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梅雨時の写真撮影

やってきましたこの季節。
仕事するにしても、休日であっても、なんとも気がめいってしまう季節、さらには写真撮影しようとしても野外では雨の日は避けたいし、曇りの日はパッとしないし、、といったご意見は多いはず。
といってもこの季節は日本では必ずくるもの、ならばできるだけポジティブに過ごしたいですよね。
写真撮影においても、梅雨の季節を利用して、普段より撮影しやすいものもあります。
雨や曇天が続く梅雨の時期、晴天とは違ってコントラストが低くなります。それを利用して写真撮影ができるものは、つまりはコントラストが低い方がいい被写体ということです。

コントラストが低い方がいい被写体って何でしょう。
コントラストが低いと色調が柔らかくなります。それを利用して「艶っぽい写真」を撮るのに都合がいいのです。艶っぽいというと分かりにくいかもしれませんが、コントラストの高い写真を想像していただくと分かりやすいかもしれません、色調が強いとよりビビッドな写真になります。ビビッドな写真はポップ感を増します、それに比べてコントラストが低いと、日本的なしっとりとした被写体が被写体がよく合います。たとえば日本家屋、古都、和服のポートレートといった感じですね。
晴天の方が撮影しやすいと思いがちですが、ピーカンの場合は光が強すぎてコントラストも高くなりがちです。一方曇天の場合はうまい具合にディフュザーの役割をかねて、柔らかく光が得られます。
しとしと雨、曇天、逆境を逆手に利用してポジティブ写真撮影を!

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青い空!

人物写真でも風景写真でも空が大きく入り込む構図の場合、キレイな青い空色を出したいときにはどうしたらいいでしょう。
一般的にきれいな青、濃い青は夏よりも冬です。つまり湿度があるときよりも乾燥しているときの方が青がキレイに写りやすいのです。

夏場でも海と空のきれいな青色を移したい場合には、太陽の光を読むことです。
青い空の撮影に大切なことは「順光」が鉄則。光の加減で撮影スタイルにバラエティーになる「逆光」は効果的要素を多く含みますが、青い空をとるときには発揮しません。逆光で撮影する際、空は白く写るからです。

上記のように、海と空を撮影する際には、そのビーチがどちら向きなのかによって、撮影する時間帯を決めると、きれいな青色が写り込みます。
例えば西向きのビーチを撮影する際には朝方に撮影するといった具合に。
太陽を背にして撮影することが、きれいな青い空を得ることに繋がります。

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青い空!

人物写真でも風景写真でも空が大きく入り込む構図の場合、キレイな青い空色を出したいときにはどうしたらいいでしょう。
一般的にきれいな青、濃い青は夏よりも冬です。つまり湿度があるときよりも乾燥しているときの方が青がキレイに写りやすいのです。

夏場でも海と空のきれいな青色を移したい場合には、太陽の光を読むことです。
青い空の撮影に大切なことは「順光」が鉄則。光の加減で撮影スタイルにバラエティーになる「逆光」は効果的要素を多く含みますが、青い空をとるときには発揮しません。逆光で撮影する際、空は白く写るからです。

上記のように、海と空を撮影する際には、そのビーチがどちら向きなのかによって、撮影する時間帯を決めると、きれいな青色が写り込みます。
例えば西向きのビーチを撮影する際には朝方に撮影するといった具合に。
太陽を背にして撮影することが、きれいな青い空を得ることに繋がります。

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赤ちゃんの撮影!

赤ちゃんの写真撮影、それも2歳未満の乳幼児の場合は撮影環境から撮影方法までステップが簡単にはいきません。というのは繊細な乳幼児に対してフラッシュをたくのは避けたいという点もあります。しかしこれはかえって、きめ細かい乳幼児の肌の質感を表現するのにはフラッシュや直接的な照明を使用しない方が効果的なのです。

乳幼児にとって眩しいフラッシュなどの照明を避けて、肌の質感を活かす撮影方法とは?それは補助照明を有効に活かすことです。
といっても、こちらの要望に応えられるおとなのモデル撮影とは違って、赤ちゃんの状態によって臨機応変に対応しなければなりません。ここがポイント!
最小限の機材で、自然な環境の中で乳幼児をキレイに撮影する方法を探します。
赤ちゃん撮影の場合、レフ板は有効ですが、もっとシンプルにそして赤ちゃんの肌質感を引き出せるアイテムがあります。
赤ちゃんの身につけているものに注目してみましょう。
そう、赤ちゃんの衣服、毛布、バギーの内側の布などの色を白に統一することによって赤ちゃんに反射する補助光のパーセンテージがとたんにアップします。
周りの衣類などの反射によって自然なレフ板効果を得て、きめ細かい乳児の肌の質感などを自然に表現、撮影することができます。
乳幼児の肌着や衣服、その他赤ちゃんのアイテムは一般的に白色の明るめな色合いが多いものです。流行でおしゃれな紺色や、少しダークな色合いを用いたシックなベビー用品もありますが、「赤ちゃん撮影」のときには是非白ベースで行ってみてください。

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まとめる色

カタログ写真から、小物などのブツ撮り、雑誌の室内写真や雑貨写真などを見ると、それぞれ色のトーンが似てるなと思ったことありませんか?
洋服のコーディネートでスタイリストさんが言うことは、色は3色までにすること。
つまり全身の衣服からアクセサリーまでのコーディネートする色は3色までに押さえるということです。それによって調和が生まれるんですね。
一枚の写真でも同じことが言えるのかもしれません。
被写体とサブ被写体、小道具、背景などを考えても一枚の写真に映り込んでくる色は結構多いのです。その中で色の数が多いと雑多な感じになってしまい、主役の被写体を強調しづらくなります。
被写体が何色かによって色のコーディネートをしたり、背景やテーブルなど映り込む面積が多いモノの色に合わせて他の小物の色を調整するのもいいでしょう。
一般的に暖色系、寒色系に統一するやり方もありますし、補色といってカラーサイクル(色相観)の正反対になる色の組み合わせもあります。
またこちらもファッションのコーディネートのテクニックですが、「差し色」といって単一の色にアクセントとして違う色を意図的に取り入れるといったように、インパクトのある色使いもあります。
これら全て写真撮影にも共通することで、写真の仕上がり具合にとても影響してきます。
似ている色、同じ色の仲間、反対の色、差し色など頭の隅に置きながら撮影準備をして、色をうまくコントロールしながら撮影してみましょう。

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イマジナリーライン

またの名を「想定線」という、映像撮影の際の用語で、映像を見る側に立った編集の規則を言います。

例を挙げてみてみましょう。
動く被写体、例えば走っている電車を撮影するとしましょう。
線路を挟んで両方から電車を撮影するとします、するとビデオAでは、電車が右方向に向けて走ります、そしてビデオBでは電車が左方向に向けては知っていきます。
同じ電車を同時期に両端から撮影しているのですから当然ですよね。
しかし、この撮影した映像カットを混ぜて編集すると、ワンシーンは右方向に進み、もうワンシーンは左方向に進むという、見ている人に被写体の理解と時間軸の混乱を招いてしまいます。
これを回避するために想定するのが、イマジナリーライン(想定線)というのです。
上記の場合、電車の車両上がまさにイマジナリーラインになり、電車内を挟んで撮影すること自体がイマジナリーラインを超えてしまうことになります。

これと同じように対談風景の撮影にもイマジナリーラインを設定する必要があります。
対面、または並んだ対の人物に対して、二人を結ぶラインがイマジナリーラインになります。
つまり、人物Aと人物Bをそれぞれ、左側、右側に観ながら撮影するばあいは、逆の方向でAが右、Bが左に見える方向から撮影しないということです。

一見複雑そうな原則ですが、実際に撮影してみるとよくわかります。
また私たちは実際に、実生活の中でもしばしばこのイマジナリーラインに即した映像を見ています。
それは例えば、サッカーの試合映像。放映されている映像は、上から撮影しているメインカメラや、ゴール近くのカメラなどいくつものカメラで構成されています。それぞれの位置、方角を吟味そしてイマジナリーラインを設定し、映像がつながれて放映されているのです。
片隅に覚えておくと、ビデオ撮影の際に役に立つかもしれません。

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料理の向き

ブログや、日々の記録として料理の写真を撮ってる方は、料理撮影がいかに難しいか実感されていることでしょう。
日常広告やチラシ、雑誌などでおいしそうな料理写真を見慣れていると、いざ自分でも写真を撮るときにもそんな風に「おいしそう」に簡単に撮れるような気がします。
しかしカメラにおさめて確認してみると、「あれ、なんか違うな」と感じる方も多いでしょう。
実際の広告写真などでは綿密な照明機材の設置が行われています。
さらに以前にも触れたことがありますが、写真撮影をする料理には、写真用に「手を加える」ことが多く、見た目には「おいしそう」でも実際には口にすることはない前提で準備されます。
例えば、「とろみ」や「泡」を演出するためにその料理の味付けには全く関係なく砂糖を加えたり、食品のみだけではなく、スプレーなど食材でないものも使用します。
写真内で料理を「おいしそう」に見せることがそれほど容易ではないということですね。

料理写真には課題がたくさんありますが、料理を飾り付け、そしていざ撮影する際にはお皿の角度もとても大切なポイントです。
盛りつけられた正面からお皿を撮影するのと、ちょっと斜めにした角度から撮影したものを比べてみてください。後者がぐっと魅力的な一品に見えることがあります。
モデルやテレビのキャスターが少し斜めに座っているような感じを想像されると分かりやすいかもしれません。料理のかたちによって立体感もでてきます。
プロ料理撮影のような加工は大変ですが、すぐにはじめられる「お皿の角度」に気をつけて、より「おいしそう」な料理撮影を試されてはいかがでしょう。

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平面撮り

2Dのモノ、つまり絵画や写真といったモノをキレイに撮るにはどうしたらいいか?
2Dという平面を撮影するのは、3Dである立体の被写体を撮影する時とはまた違います。
そもそも普通のカメラボディーとレンズは平面撮りに適してはいないのです。というのは、歪曲(わいきょく)という歪みが生じるからです。
本来煽り等が可能な大型カメラでまっすぐな線の平面撮りが理想ですが、一眼レフでできるキレイな平面撮りができるポイントを見ていきましょう。

まずポイントは被写体とカメラの位置です。一枚の絵画を撮るとします。
設置してからカメラで構図を決めるのではなく、絵画の中心に対面するようにカメラを設置します。
つまり絵画のちょうど真ん中にカメラが位置するということですね、そして大切なのは絵画の全面とカメラが平行に位置しているということです。絵画を中心にカメラを動かしながら設定します。
そしてもうひとつ、レンズは広角過ぎると歪曲が顕著に表れるのできをつけましょう。
ズームレンズでは25-30mm前後で撮影すると歪曲が最小限に抑えられます。

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