『色によって変わるイメージ』

いきなりカラーセラピーのようなタイトルですが・・・
目から入った光は脳の視床下部に届き、神経や内分泌系に影響を与えます。
神経や内分泌系は精神状態と大きく関係しているので、視界に入ってくる色によって
そのもののイメージや受け取り方が違ってきます。
要するに、青は寒そう、赤は暖かそう、という具合に、色はイメージを生むというこ
となんですね。

しかし、経験が関連して浮かび上がってくるイメージというのもあるので、同じ色で
も人によっては異なった連想が出てくることもあります。

写真も光と影と色で出来ているので、その組み合わせによって印象が変わります。
蜷川実花さんのような鮮やかな色の写真は華やかな印象を与え、見る人を楽しい気持
ちにさせます。
反対に白黒写真をみると時が止まったような印象を与え、どこかセンチメンタルな気
分になります。
ただ先述のように、同じ色でも経験によって色の印象は変わるので、もしかするとぼ
くと反対の感情になる人も中にはいるかもしれません。

とはいえ、被写体があってそれなりの条件が揃ってしまうと、光と色をコントロール
するのは容易なことではありません。
絵画のように自分で色を生み出す事ができれば、イメージと色を結びつける事ができ
ますが、写真はそう簡単にはいきませんよね。
何を撮るか、それをどのようにしてコントロールして自分のイメージに近づけるかを
常に意識し、光や色の組み合わせを決めていけば、撮りたい写真に近づく事ができる
のかもしれませんね。

撮影機材・LED照明の専門店

『過去と現在』

興味深いアプリが開発されました。
その名は「Pivot」。
現在の街並みにスマホをかざすと、その場所の「昔の姿」を映し出してくれるアプリ
でスマートフォンをかざすと、その場所の数十年前の姿が画面に表示されるというも
の。

YouTubeにも動画がアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=j-VoveKtEFk

これはタイムトンネルの入口をつくりたいという思いから計画されたものということ
ですが、全世界の過去がスマートフォンをかざすだけで見ることができたら、旅行の
新しい楽しみが生まれそうです。

それだけだったら、まあ一見「セカイカメラ」的なARアプリの一種で特に役に立たな
そう、と思われるかもしれませんが、実は意外と深い意味があるんです。
開発者たちは「Pivot」が歴史保存のプラットフォームになってくれれば、と考えて
いて、過去の写真はオンラインで集め、GPS座標に結びつけられて正確かどうか判断
されるようです。
同時に、現在の街の風景もアーカイブされていく、というわけです。
とてもビッグなプロジェクトじゃないですか。
現在の写真がいつか未来で 「過去の写真」としてPivotに映し出される日が来るかも
しれませんね。

歴史的に重要なパレスチナとボストンの各地点に対応するものが、今年の秋に発売さ
れるようで、その後他の都市にも広げていく予定だそうです。

今いるところが昔どんな風景だったのか、とても興味がありますし、また、街は常に
変わっていくものですからその変遷を詳細にたどったり、シンプルにノスタルジック
な気分に浸れたりする、上手くいけばそんなアプリになり得るかな、と。

日本対応のPivotが開発される日が待ち遠しいですね。

撮影機材・LED照明の専門店

キットバック

いわゆる「プロ並みの写真」を撮影するには撮影機材、ことのほか照明機材が必要になります。
ライトスタンド、ソフトボックス、アンブレラ、レフ板、ディフューザー、ブームなどなど、厳選しながらもひとつの被写体を撮影するには大きい機材から細かなものまで様々です。

カメラ自体、レンズやバッテリーなどとともに持ち歩くだけで結構な荷物になりますが、カメラバックに加え撮影機材を持ち運ぶのは手間と力が必要になると考え、ずばり「面倒」になるでしょう。

しかし、つねに撮影機材、照明機材を「撮影準備OK」の状態にしておくとストレスフリーです。
つまり、機材を全て一カ所にまとめて、持ち運びができる状態ということです。
弊社の撮影照明機材セットでは、その全ての機材が収納し持ち運びができるキットバックが含まれているものが多くあります。機材をキットバック内に収納できるので、自宅やオフィスなどで撮影機材を保管する際にもとても便利です。

撮影しない間に、機材を別々の場所で保管しておくと、いざ撮影準備をする際に用意し忘れたり、つい見落としてしまうこともありません。使用後はキットバックに全て収納することで、次回の撮影には全て揃った状態で持ち出せるのでスムーズです。
撮影するごとに、「あったら便利なもの」が浮かんでくることがあれば、忘れないうちにキットバックに収めるようにしておけば、文字通り「撮影準備OK」のスタンバイ状態のキットバックができあがります。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

二年ぶりのダブル受賞

第40回木村伊兵衛写真賞の受賞者が発表されましたね。
石川竜一さんと川島小鳥さんのダブル受賞です。

石川竜一さんの写真集は「絶景のポリフォニー」「okinawan portraits 2010-2012」で沖縄生まれ沖縄在住の石川さんの地元への視線が凝縮されている2冊の写真集です。
川島小鳥さんの写真集「明星」は3年間通った台湾での撮影をまとめたもので、「未来ちゃん」でブレイクした川島さんの独特な視点ががテーマを変わったこの写真にも、そして装丁にもつまっています。

芥川賞や直木賞を代表に、文学での賞から毎年素晴らしい作品が輩出されるように、写真界でも賞によって見いだされ、注目されることによって写真業界全体も活性されます。
授賞式は少し先の4月27日、彼らのコメントにも注目です。

受賞作品展は4月11日から20日まで東京・新宿のコニカミノルタプラザで開催です。
手に取る写真集とはまた違う、展示される写真を体感できる機会を是非お見逃しなく。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

京都国際写真祭2015

4月18日から5月10日の日程で京都国際写真祭がはじまりました。
この写真祭、今年で3回目、京都が一年で最も美しくなるといわれる春の季節に開催される国際的な写真祭です。
吟味されたプログラムの中、展示会は「TRIBE_あなたはどこにいるのか?」という今年のテーマのもと、会場の異なる14の写真展が開催されます。
京都ならではの開催方法ともいえる、歴史建造物や空間、伝統工芸職人などとのコラボレーションで展示の場所から展示方法など、まさに、地図を片手に京都を味わいながら写真祭を愉しめる仕組みになっているところがいいですね。
ニューヨークの国際者新センターIPC(International Center of Photography)とパートナーシップを結び、IPCで教鞭をとるステファニ・ド・ルジェ氏が来日、特別マスタークラスの開講するというのも興味深いですね。
また、他の国際写真祭などでも人気のあるポートフォリオレヴューもプログラムされています。
レヴュアーは18名。名だたる写真キュレーター、評論家から、作家、ギャラリストなどの名前が連なっています。
20分間のレヴューを3回受けられるという形式は、アルル国際フォトフェスティバルと同様です。
国内でこういった国際的な写真のイベントが開催され、参加できるというのは画期的。
注目の写真祭!
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『スマートグラス』

日本のメガネブランド「JINS」が、目の動きと頭の動きを測定できるアイウェア
「JINS MEME(ミーム)」を発表しました。
「JINS MEME」はグーグルが開発した「グーグルグラス」のようなハイエンドな機能
を内蔵しているわけではなく、歩数計算や体軸のチェック等のほか、目の疲労や集中
度を検知する機能を持つ、いわば未来の健康アイテムです。

フレームの3カ所(基部、鼻パッド、鼻の上の部分)にある電極が、瞬きや8方向の目
の動きを検知し、収集されたデータはBluetoothで着用者のスマートフォンに送信さ
れ、自動的に分析されるとのこと。

デザインも普通のメガネとほとんど変わりなく、度があるタイプとないタイプの両方
選べます。
健康ブームな上に高齢者 社会である日本にとっては需要の高そうな商品ですね。
子どものゲームやスマートフォンのしすぎ対策にも良いかもしれません。

「JINS MEME」は、フレームに内蔵された加速度センサーとジャイロセンサーによ
り、目の動きだけでなく体の動きも分析でき、歩数計算や体軸のチェック、上下動や
横移動の測定、姿勢角の捕捉などの追跡機能があるようです。
いやすごいな。目は悪くないけど欲しい・・・。
これならダテメガネでも、「カッコつけ」以外の正当な理由となりますもんね。

「JINS MEME」はまだ発売されていませんが、オムロン・ヘルスケアと連携し、2016
年の商品化を目指し共同開発するそうです。

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桃の花

桜の季節が終わってしまうと「がっかり」という方もいらっしゃるでしょうが、春の象徴は桜ばかりではありません。
あまり知られていないのですが、「桃の花」があります。見応えも桜に勝るとも劣らず。
桃の花はその名の通り「桃色」で、満開時には一斉に開く花によって、一面が桃色に染まります。
そのうららかさは「桃源郷=俗界を離れた別世界、理想郷」という言葉を体現してるかのような絶景です。
東京から近い山梨県では、笛吹市や山梨市など、桃の花の見所スポットが密集しています。
同じく今の季節の八重桜に似ているように見られるのは、くっきりとした色と満開時にはぼんぼりのように見えるからかもしれません。
都心から近いため、この時期に偶然訪れて桃の花を知ったという方も多いようです。
桜とちょっと違ったおもむきの桃の花、次の春の被写体にいかがでしょう。
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『フォトブックの話』

写真を撮り続けると、お気に入りの写真や人に見せたい写真などがたまってきます
ね。
写真が趣味の人間にとっては、誰しもいつかは書店に並ぶような写真集を出してみた
いのだと思いますけど、とりあえずは自分だけのオリジナル写真集を作ってみようか
なと思い、イロイロなサイトを探していたのですが、ビックリするくらいに安いです
ね(笑)
ハードカバーで厚紙だと、やはり何千円や何万円とかするけれど、ソフトカバーのも
のだと千円もしないくらいで作れてしまうのですね。
さすがに、印刷の画質は期待できなそうですが・・・。

いやはやどこに利益があるのかわからない、格安のところを発見しましたよ。
宣伝になってしまうとアレなので、どこかは差し控えますが、20ページで200円。

フォトブックは、子どもをもつ主婦の間では最近評判みたいですね。
今は子どもの写真はフォトブックで保存の時代なんですね~。
ペタペタとアルバムにレイアウトする時代はもはや終わったんでしょうねぇ。
どんなものかと気になったので、早速注文してみます・・・。安いし。

1週間程で到着しました。
サイズは140mm×140mmと小さめですが、クオリティはまずまずです。
思い出アルバムとしては良いかもしれませんが、写真集としてはチープすぎて、物足
りない感じです(当たり前か・・・)。
でも、気軽に見る事ができるし、なにせ本になっていると、少し気持ちが高ぶります
ね。
自己満足ってやつですが。

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3Dプリンター

3Dプリンターとは、コンピュータ上でつくった3Dデータを設計図として立体(3D)のオブジェクトを造形する機械をさします。その機械でオブジェクトをつくることを3Dプリントと言います。

最近殊に耳にする単語ですが、3Dプリンターというだけに、プリント上のものが立体的に見える技術を施した印刷機、そしてその印刷物だと思っていた。という人を話を耳にします。
単語が先走り、まだまだ世間では認知されていないのかもしれませんね。

さて、データをもとに構築される立体物。それは断面形状を積層していく方法で、液体状の樹脂を紫外線などで照射していくインクジェット方式や、はじめから融解している樹脂のなかから引き上げていくと立体物になるという方法など、一言で3Dプリンターといってもいろいろあります。
安価になってきたとはいえ、あまり一般家庭にある家電製品ではないので、製造過程を見る機会はありませんが、メーカーやニュースなどのビデオを見るとその行程がちょっと近未来的です。

現在用途としては建築や医療、教育などの研究分野で使用されているようです。
医療の場でも既に補聴器などでも活用しているそうですが、建築やデザインの縮小モックアップとしても、確かに効果的かもしれませんね。
また素材を砂糖など食べれるものにして、3Dプリントされたお菓子などもあるようです。

今後、3Dプリンターを利用した現代美術なんかもでてきそうですね。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

『ライカの魅力』

前にライカXバリオのことを書いてから、妙に取り憑かれています、ライカ
に・・・。
昔は、一流の写真家は皆ライカを2台以上所有していたそうで、そういう憧れもあっ
て、ライカがほしいと思ってしまうのですが、これもきっと一種のブランド志向なん
でしょうね・・・。

ライカと言えば、肉眼で見える世界そのままの「レンジファインダー」の代名詞「ラ
イカM」ですが、最近アウディのデザインチームと共同で開発したミラーレス機「ラ
イカT」も話題に上るなど、決してトップの座にあぐらをかかずにその進化はとどま
ることを知りません。

ライカは報道写真で数多くの歴史的瞬間を切り取ってきたことで有名ですが、ライカ
にまつわる名言も多く残されています。
20世紀最大の写真家とも言われる、アンリ・カルティエ=ブレッソンに「ライカは私
の目の延長だ。ライカがなかったら私は写真家にならなかった」と言わしめ、また、
自らの名前が権威ある写真賞になっている、木村伊兵衛もライカについて「空気が写
る」と言い、さらにアップル社の前CEOスティーブ・ジョブス氏はiPhone4のプレス発
表の際に、「新しいiPhone4はクラシックライカのように優美で美しい」と言ったそ
うです。

その性能・デザインともに世界中の人に認められたライカ。
本当に魅力的なカメラです。
いつか手に入れたいです・・・。

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