桜吹雪の撮り方

楽しみにしている桜の開花から満開になるのはあっという間。
気づくと葉桜に移っていきます。
桜の満開時の撮影の次に楽しめる桜の撮影は、これもほんの一瞬の時期ですが「桜吹雪」があります。
はらはらと風に舞っておどり散りゆく桜の花びらは情緒があり、非常に日本的な美を表現できます。
桜吹雪の撮り方は、花びらの揺れ動いて散るさまをスローシャッタースピードで撮影する方法があります。
ただ、日中にシャッタースピードを遅くすると自動的にF値を絞らなければならなくなります。
しかし、F値を絞るとキレイなボケを得られなくなり、叙情的な演出ができなくなります。
風がある日にうまく花びらを捉えられるとボケ効果でまるで雪が降っているかのように背景と手前に散りゆく花びらがボケて撮影できます。
日中にF値を開放気味に、しかもスローシャッタースピードで撮影する時には、光を軽減するためにNDフィルターを活用します。
もちろんシャッタースピードの遅い撮影なので、三脚は必須です。
また白に近い明るい色の桜の花びらを浮き立たせるために、背景を選んで構図しましょう。
そのために日中ではなく夕方以降の桜吹雪を狙うのであれば、前回夜桜の撮影でお話ししたスローシンクロを使って撮影します。
縦に長い日本列島、まだまだ桜の撮影機会を楽しめそうです。
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夜桜撮影

三寒四温で、体調管理が難しいこの時期ですが、桜の開花を目にするとそれだけでなんだか嬉しくなってしまいますね。
さて「お花見」季節に突入ですが、週末以外に桜を愛でるのはやはり日が落ちてからの夜になってしまいますね。だからカメラで桜を撮影するのも夜。
では夜桜をきれいに撮るポイントを今回は見てみましょう。
「夜景」の写真を撮ったことがあれば、みなさん経験されているでしょうが、暗い場所では前方と背景の光のバランスがうまくいきません。
例えば夜景を背景に人物を撮影しても、全面の人物だけが明るく撮れて背景が真っ暗だったり、その逆に背景はきれいに撮れても人物が真っ黒につぶれて見えなかったりというパターンですね。
この「夜景」撮影と同じように、「夜桜」撮影も同様の問題が出てきます。
そこで大切なポイントは、フラッシュを「スローシンクロ」モードにすること。
「スローシンクロ」とは、近くの被写体をフラッシュの光で撮影し、背景を本来の明るさで写し込むという機能です。オートモードで撮影すると、近くの被写体のみに照明が当たり、かつ早いシャッタースピードで撮影するために背景の光を拾えずに真っ暗に写ってしまうわけです。近い被写体をフラッシュで、遠い被写体は自身の明かりで撮影、というのがスローシンクロです。
「スローシンクロ」で撮影するとシャッタースピードが通常よりも遅いため、ここでもうひとつ「夜桜」撮影のポイントが必要になります。
それが三脚。
きちんと固定しなければ、その遅いシャッタースピードの撮影を手持ちで維持しきれないからです。
ただ、気軽な夜桜見物に三脚を持って行けない場合も多々あるでしょう。
そんなときは、カメラを固定できる場所、置ける場所があればベストです。
電柱や建物にカメラの一辺を当てている状態で撮影したり、もちろん桜の木でもいいですね!
また、置ける場所があればセルフタイマーで撮影するのも「暗い場所」「遅いシャッタースピード」の条件下でも手ぶれを防ぐ好機能です。
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『オリジナルデザイン』

お気に入りの写真をプリントして飾る人や、アルバムにする人も多いはず。
それだけでは飽き足らず、カレンダーやTシャツにする人も中にはいるのではないで
しょうか。
それでも飽き足らない人に朗報です。

なんと、スポーツブランドのアディダスから、好きな写真でオリジナルスニーカーが
つくれるサービスが登場しました。

やり方はとっても簡単。
iOS と又はandroidスマートフォンにアプリ「adidas mi zx flux」をダウンロード
し、アプリ内で好きな写真を選び方向やアングルを調整し、オリジナルのスニーカー
をデザインします。
気に入ったスニーカーが出来上がれば、オーダーするだけ。
オーダーしなくても「マイデザイン」として保存もできますので、アプリ内にコレク
ションすることができます。

アディダスにはすでに、配色やデザインなどを自分で選び、オリジナルの靴を作るこ
とが出来る「miadidas」というサービスがありますが、今回の靴は写真をプリントで
きるということで、かなりオリジナル度の高いスニーカーが作れそうです。

・・・なのですが、
残念ながら、まだ日本では買うことができません。
ヨーロッパ各国ではサービスは開始されているので、近いうちに日本にも上陸してほ
しいですね。

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アートフェア東京

今年で10回目を迎えるアートフェア東京。
これまで古美術から現代アートまでの様々な展示方法を通して日本の美術を紹介していますが、今回のふたつの特別企画があり、そのひとつは「琳派」。江戸時代の絵画の一流派の琳派は今年で誕生400年を迎えるにあたり、琳派が国内のみならず海外に置いても現代に至るまでどれだけ美術やデザインに大きな影響を与えてきたのかを示すように9名の作家の作品を紹介しています。

もうひとつの特別企画は、世界で最も影響力があるといわれる「ヴェネツィア・ビエンナーレ」に参加実績のある15名の日本人作家の作品が展示されます。
インスタレーションから、森村泰昌氏や米田知子氏の写真展示もある、見所満載の企画。
ヴェネツィア・ビエンナーレで、そして世界で日本人作家がどんな風に見られているのか、といった視点で鑑賞できそうです。

国内外から多くのギャラリーが集まり、古美術から工芸、絵画、写真など現代アートまで、一流のアートに触れ、購入することまでできるアートフェア東京。

一般公開は3月20日から22日までの3日間。会場は東京国際フォーラムです。
お見逃しなく。

http://artfairtokyo.com

新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

卒園・卒業シーズン

お子さんの成長を実感する、卒園・卒業シーズンですね。
親御さんにもお子さんにも一生の思い出として、撮影者としては気合いの入る撮影日です。
普段の撮影とちょっと違ったポイントに気をつけてみてみましょう。

巣立ちでもある卒園・卒業式にはその成長が分かる意味でも、入園・入学式に撮った「同じ場所」で撮影しましょう。
例えば、校門前にある「入園式」「入学式」の立て看板を入れて一緒に撮った場所、同じように「卒園式」「卒業式」の立て看板を入れて撮ります。
入学と卒業を比べながら、お子さんの成長が実感できます。
「祝」の文字とともに、平成何年、学校名が記されているため、一目でどの写真かどうかもわかります。

節目の行事で、お子さんたちも子どもなりの緊張を持って臨むのでしょうか。なかなか普段見せてくれる笑顔がでないこともあるでしょう。そんなときは、しっかりカメラ目線の記念ポーズのショット以外に、スナップショット的に友達と一緒にいるときや歩いている時に呼びかけて、振り向いたとき、気づいたときの自然な表情を引き出せるようなポーズのないショットも心がけたいですね。

そしてもうひとつ。撮影するときの高さです。小さな子どもを追いかけてついつい夢中になって撮影していると、上からの角度で撮影しがちになります。
すると子ども中心になりますが、背景やその周辺が写り込まなくなってしまいます。
子どもを撮影するときの鉄則、子どもの背の高さ、目線くらいまで低い姿勢から撮影する。
子どもの目線で見ている環境を体感するように撮影されると自然な構図ができあがります。その場の臨場感あふれる記念写真を。
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『ミラーレスの機能』

一眼レフカメラの主力メーカーと言えば、おそらくニコンかキヤノンかといったところですが、ミラーレスカメラに関してはニコンやキヤノンよりもオリンパスやパナソニック、ソニーといったメーカーが売り上げの上位を占めています。

そもそもターゲットにしているユーザーが違うというのもありますが、ミラーレスカメラはより写真を身近に感じることができるよう軽量化したり、操作を簡単にしたりエフェクト機能をプラスしたり一眼レフカメラには付いていない機能がたくさん搭載されていて、写真を撮るということに加えてミラーレスカメラは遊び心があるような気がします。

特にアートフィルター機能の充実が目を引きます。
機種によって呼び方は違いますが、フィルターをつけたような仕上がりになったり、写真に効果をプラスする機能でフォトショップで加工したような写真がカメラ1台で簡単に撮ることができるのです。
この機能があれば加工ソフトも不要だし、写真表現の世界がひろがるので写真が楽しくなりますね。
プロフェッショナルからしたら邪道かもしれませんが。

新しい機種が発表される度に機能が増える傾向にあるようなので、どんな機能がプラスされるのかという楽しみもミラーレスカメラの魅力のひとつですよね。

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『Apple Watch』

普段時計はしない派ですが、気になります。
Apple Watch。新しい時代の到来。

単なる時計でしょ~、と全く気になっていなかったのですが、ブログ記事を書こうと、噂されているApple Watchの詳細を見たらそのすごい機能にやられてしましました。

まずはApple Watchとは何?ってことですが、
基本的には「腕時計」らしいのです。
時計としての利便性が特に重要視されているそうで。
時間の表示やストップウォッチ、タイマーなどの必須機能だけでなく、ネットにつながっていますから、カレンダー、天気、株価、運動記録なども確認できます。

しかし、それだけではないのがApple Watchの凄いところ。
iPhoneと連動させることでコミュニケーションツールとなり電話の発着信、メッセージやメールの送受信がApple Watchから可能であり、写真のシャッターも切れるというのです。
フォトギャラリーもApple Watchから閲覧可能となれば、ちょっとほしくなりますよね。

春に正式に発表ですので、あくまで噂にしかすぎないのですが・・・。
フォト機能がついた時計が欲しいという気持ちもあったので、これらの機能が本当にあるのであれば、即買いかも。
発表が待ち遠しいです。

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今年の木村伊兵衛写真賞

今年も木村伊兵衛写真賞の候補者が選出されました。
「写真会の芥川賞」と称されるこの賞は昨年1月から12月の間に発表された作品の中から選出され、今年の候補者は8名です。
主催は朝日新聞社、朝日新聞出版で、発表は3月20日発売のアサヒカメラ4月号と朝日新聞紙面です。

「未来ちゃん」で大ブレイクした川島小鳥さん、独特なトリミングと白と黒のコントラストが印象的な作品作りを続ける春木麻衣子さん、ドキュメンタリー、報道写真としても興味深いテーマに挑んだ林典子さんなどなど、バラエティ豊かな分野で活躍する候補者が名を連ねました。

各出版社やギャラリーなど、受賞者発表を待ち構えるように、イベントなども催されています。

ここのところ前回のSWITCHでのアラーキー特集、今月号のBRUTUSでも写真特集が組まれています。3月20日の発表まで、候補者の写真集を今一度手に取りながら、発表を待ちましょう。
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相談先

突然ですが、文学ファン、村上春樹ファンの方には既に知られていることかもしれませんが、1月の中旬から期間限定で「村上さんのところ」というインターネット上で読者と村上氏がメールのやり取りをできるサイトが公開されています。
http://www.welluneednt.com

このやり取り、ファン層には広く知られていて、以前にもインターネットを通して読者とのコミュニケーションをはかる場を設けているんですね。
それはそれは千差万別な読者からの質問に、村上氏が答えていくというサイトで、興味がない人には目にする機会はないかもしれませんが、興味のある人には貴重な機会です。

内容は富んでいますが、やはり作家の村上氏に対して、小説の書き方、コツ、アドバイスなどを求めている質問も多くあります。
それを読みながら、「写真撮影」に関してだって、こんな風に本題からちょっとした質問までプロに直接聞けるコミュニケーションの場があったらいいだろうな、面白いだろうなあと思ってしまいました。

かたちは違えど、弊社にもみなさまの「写真撮影」に関するご質問や機材の使いかなど、コミュニケーションできる場を設けています。
まずは、新宿のショールーム、スカイプ、カスタマーセンターなどなど。
ちょっとした相談から、機材の使い方までお気軽にお立ち寄り、またはコンタクトください。
ショールームへはご来店予定のお電話をお待ちしております。

「ちょっとした」相談から、本格的な撮影技術まで撮影機材専門店としての弊社スタッフが対応いたします。お気軽に写真撮影ファンのコミュニケーションの場としてもご利用いただけたら幸いです。
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初期作品も

原美術館で1月24日から5月10日まで開催されるのが蜷川実花氏の個展「蜷川実花 : Self-image」です。
蜷川氏本人、twitterやInstagramでも頻繁に投稿しているので、ファンはもう随分前から待ちかねている展示かも知れませんね。
1月22日に開かれた内覧会には1000以上のメディア関係者が集まったそうですよ。

蜷川実花氏といえば、写真家のみならず映画監督としても活躍し、独特な極彩色のイメージで知られていますが、今回の個展では写真家として活動を始めたばかりの頃に撮りためていた白黒のセルフポートレートや、目黒川の桜を撮影した「PLANT A TREE」など、ちょっと違った蜷川氏の作品も展示されているそうです。

インスタレーションには、彼女の代表的な被写体の花や金魚などの映像が映し出され、その音楽を担当したのが渋谷慶一郎氏で、蜷川氏のSNSでは「音がついたらやばかった」とのコメントを残しています。
初期作品も含めてまたあらたな蜷川ワールドの魅力を見れる機会ですね。

http://www.haramuseum.or.jp

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