注目の写真家

会田誠、山口晃、ジュングエンハツシバ等など、現代美術アーティストの作品を取り上げているMIZUMA ART GALLERY。
2月13日から始まる展示は、注目の新人写真家の宇佐美雅浩展です。
宇佐美雅浩さんは「Manda-la」というシリーズを未発表のまま20年以上も続けて、そのライフワークを20年の作品とともに撮影の際のドキュメンタリー記録も上映。

その名の通り仏教絵画の「曼荼羅」のように「Manda-la」シリーズは構図の真中に中心人物を配し、その周りに人やものを並べていくことから付けられたネーミングとのこと。
2011年の東日本大震災を機に、社会的なテーマをより取り入れた傾向になり、福島での撮影作品は、どきっとするようなアイロニーと「曼荼羅」ならぬ圧倒される構図に驚きます。

現在もシリーズは進行中で、ネット上にはこれまでの撮影に要した人材募集などの名残も見受けられるほど、土地とそこでの人々の協力と撮影規模が伺えるようです。

展示会は2月28日まで。
ギャラリーでの展示会は美術館の催しとは違い随分短いものです。初個展となる宇佐美雅浩展、お見逃しなく。

http://mizuma-art.co.jp
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

『ドキュメンタリー映像』

写真家のホンマタカシさんが、北海道・知床半島の斜里町で行われているエゾシカ猟を6年前から取材して完成させた、ドキュメンタリー映画「最初にカケスがやってくる」。
個人的にたいへん興味深い映画ですが、今のところ上映未定だそうで。。。

知床の地で行なわれるエゾシカ猟の模様を収めた映像には、増え続ける野生のシカと高齢化する猟師の現状、猟の様子やシカの解体、流通の現場から人がシカ肉を食べるところまで全て盛り込まれています。
雪で覆われた冬の北の大地と厳しい自然の中で、したたかに生きる野生動物たちの姿も淡々と写し出されます。

ホンマタカシさんは、これまでも野生動物との共存をテーマに作品を発表してきていて、この作品は、2011年に開催された個展で発表された「trails」シリーズの続編。
作品はナレーションやテロップを一切入れない生の映像と音楽で構成され、神秘的な世界観を生み出しています。

「撮りたい」という欲望には色々あるんですね・・・。勉強になります。
ちなみにカケスとは鳥の種類で、エゾシカ猟の痕跡に血肉を求めて野生動物がやってくる、という趣旨。
「trails」の写真は見たことあって、心を揺さぶるものがあったので、映像としても是非見てみたい一作です。

撮影機材・LED照明の専門店

静電気をとって汚れをとる

パソコンでもカメラでも、電気系統の周りには静電気によって集まるホコリやチリなどによってできる汚れが目立ちますよね。
カメラ本体にもモニターにも、繊細な部分に傷をつけずにきれいに拭けるクロスとして、眼鏡拭きのクロスをお勧めしたことがあります。
最近ではさらに進化して、超極細繊維の表面に静電気を取り除く重合体(ポリマー)を形成させたクロスまで登場。
つまりは、拭くことによって静電気を取り除き、汚れを取るというのです。

たしかに乾燥しているこの季節、機材の掃除をしても、それによって生じた静電気がホコリを離さないということもありますね。
しかし静電気を除去しながら掃除ができるクロスでは拭き取り後の繊維の付着もないとのこと。
調べてみるといろいろなメーカーから「静電気除去」のクロスがでています。

家の中の掃除道具で「静電気を活かして」ホコリをとるというクロスを利用したバーを使ったことがありますが、静電気でクロスにホコリを付着させて汚れをとるというもので、なかなか重宝ものです。

それと反対に、静電気自体を除去するというクロス。
カメラやパソコンのみならず家電製品に囲まれている現代人としては是非試してみたいアイテムですね。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

犬派・猫派

子どもの写真を見ていて飽きないのと同じように、動物好きにはペットの写真を見ていて飽きない人も多いでしょう。中には子どもの写真ではなくペットの写真を持ち歩いている人もいますよね。

愛おしい存在だからこそ、写真におさめておきたくカメラを手にします。
だからこそ、子どもはもちろん、犬、猫の写真も撮っても撮っても限りがありません。
昔から動物写真は人気がありますが、最近殊に猫の写真集(本)の話題を耳にします。
猫好き、猫写真で知られている岩合光昭さんの「岩合光昭の世界ネコ歩き」から、歌手の坂本美雨さんの「ネコの吸い方」、作家の角田光代さんの「今日も一日きみを見てた」などなど。
坂本美雨さんはインスタグラムで毎日のように愛猫の写真をアップし、フォロワー数は7万件を超えています。同じく愛猫家の角田光代さんは愛猫「トト」をテーマにしたブログを持ち、それが一冊になって発行されたのが「今日も一日きみを見てた」です。既に重版を繰り返しているほどの盛況ぶり。

犬写真だって、以前ご紹介した一般の方がインスタグラムに投稿した写真が話題になって「ムーとたすく」という本が発売されたり、女優の石田ゆり子さんが愛犬の写真を撮ってレポートしたものコンテンツがエッセイ本として発売になったりしています。

ただ、犬の本はネコの本に比べると、愛犬にスポットライトをあてた一冊よりはしつけや犬種によっての違いを説いた本が多く見られるような気がします。
それも犬とネコとでは人間との関係のもちが方が違うからでしょうか。

犬派、猫派のみなさん、それぞれ触発されながら、さらに愛犬、愛猫の写真をどんどん撮りましょう!
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

花火

刑部信人(おさかべのぶと)さんの写真集「花火」の発売と同時に、同名の写真展「花火」が4月11日から5月3日まで、京都のFOIL GALLERYで開催されます。

優美で刹那的な花火は人々を魅了し、これまでも幾多ものアーティストによって作品のモチーフにされてきました。もちろん写真家によっても被写体として花火の写真が撮影されています。
しかし、この刑部さんの「花火」はそれらのどれとも違う「花火」を見せてくれます。
まるでコンピューターグラフィックスのような模様、曲線、ニュアンス。「花火」という題名がなければ、被写体が花火だとは一見思えないような写真です。

「『花火』の作品は、宇宙へのあこがれを表現している」という刑部さんは、フィルム写真からデジタルカメラでの作品制作を始め、デジタルカメラゆえの高解像度で見たことがないものを撮影しようと花火を被写体に選んでいます。
デジタルカメラだからこそ撮影し、表現できる方法と被写体と言えるかもしれません。

写真集と一緒に味わいたい写真展です。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

ゴールデンウイークには写真展を

カレンダーを見ながらニコニコしてしまいそうなゴールデンウイーク突入!
業種や企業によってもちろん違いはあるでしょうが、有給などをつかってうまく組み合わせると長めの連休計画もできそうですよね。
しかし連休でなくても、海外旅行でなくても、有意義な過ごし方はたくさんあります。
そのひとつに、写真展を廻る。というのはいかがですか?
4月24日から5月6日まで荒木経惟写真展が表参道ヒルズで開催されています。
荒木氏ご自身も「今日も世界のどこかで自分の写真展が開かれている」とおっしゃったことがある程、確かに数多くの写真展が世界中で開催されますが、今回の「男-アラーキーの裸ノ顔-」では、雑誌「ダ・ヴィンチ」の巻頭連載企画で1997年から2014年までの17年間に撮影された各界の200人以上の「男」の写真の展示です。
デジタル時代だからこそ、見応えのある展示内容なのは、展示される207点の写真全てが手焼きのアナルグプリントということ。
連載当初から現在までもフィルム撮影にこだわり、連載撮影時ではアサヒペンタックスの6×7で撮影されたそうです。その一枚一枚手焼きされたプリントを一堂に見れるとは何とも贅沢です。
写真展をじっくり鑑賞、また普段から気になっている写真のギャラリーをはしごする、なんていう過ごし方も素敵ですね。
写真展を観に行こう、というデートのお誘いもなかなか新鮮です。
充実した楽しいゴールデンウイークを!
撮影機材・LED撮影照明の専門店

自撮りアプリ

「selfie(自撮り)」という言葉が辞書に載るようになった現在、この自撮りブームのきっかけになったスマートフォンにて自撮りアプリがしのぐのは時の流れでしょう。
そのなかでもダントツの人気を誇るのが「BeautyPlus」という自撮りアプリ。

「美顔」を作り出すためのこの自撮りアプリは、プリクラの定番でもある目を大きくする加工はもちろん、美白から小顔加工まで自由自在。
ちょっとしたグラビアアイドル並みのかわいさ、美しさの「自撮り」が出来上がり。

さらにこのアプリは美顔のみでなく、自動「足長」加工まで網羅。
クリックひとつであら不思議、自然な美しさのスラリとした美脚に編集。

噂が噂を呼んで人気自撮りアプリのトップとなったこのアプリ、開発元は中国企業で、このほかにもアジア圏の需要を見越したアプリで勢いを増しています。
韓国や中国でも美白、小顔、スレンダーな女性は今や典型的なアジア美女のアイコン的シンボルですからね。
キレイに撮りたい気持ちは世界共通。まだまだ自撮りブーム続きそうです。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

写真を愉しむ家

昨年11月にビジュアル・コミュニケーション事業を展開するアマナが、バーニーズニューヨーク横浜店に「写真を愉しむ家」というテーマで「&ima(アンドイマ)」をオープン。

雑誌「IMA」や、「IMA CONCEPT STORE」などを手がけるアマナが「写真と暮らす」というコンセプトのもとに「&ima」も同様に、どのように写真と生活の中でいっしょに暮らすか、どのように写真を生活に取り入れるか、といった提案を3つのエリアで実際に体験できるというもの。

確かに写真は好きでも家の中にインテリアのひとつとして写真をどうやって取り入れたらいいのか、どうやって飾ったらいいのかというのは、簡単そうだけれども実はセンスを問われる玄人レベル。
IKEAの展示販売のように、実際にインテリアの中でヒントを探せるのは「愉しむ家」そのものです。
さらに本格的なセットが施された「スタジオ」ではプロのフォトグラファーによる撮影、ワークショップなども開かれています。家族写真からブライダルなどの記念写真まで写真観とは違う空間ででの撮影。
ここで撮影して、その写真をプレゼントする。というのも生活と写真を結びつけるひとつですね。

一貫して「写真を生活に」といったテーマを追求するアマナがつくる、まさに実用的な大人のテーマパークといったところでしょうか。
新宿西口撮影機材ライトグラフィカ

家族だから

同じ日に偶然ふたつの記事を読みました。
ひとつは、糸井重里さんのほぼ日刊イトイ新聞にて石田ゆり子さんによって書かれた愛犬「はなちゃんシリーズ」のはなちゃんがなくなってしまったというお知らせです。
それは4月1日に、ほぼ日刊イトイ新聞サイトにて石田ゆり子さんからの手紙という形で載りました。ただ、実際にはなちゃんがなくなったのは昨年の4月1日で、公言するまでに一年を要したことになります。
もうひとつは、3月に刊行された本の紹介。ヒロコ・ムトーさん著「天使になったシュクちゃん 世界一愛された犬の七年半」。
こちらも実際に愛猫を失くした著者が、同様の体験をした友人のことを物語にした実話です。
どちらの記事もペットをなくして悲しい、というだけでなく、家族として過ごし愛情に溢れた生活が綴られています。
「はなちゃんシリーズ」は本のみならず今でもサイトにて掲載されているので読んで、そして写真を見ることができます。
こんな風に写真で愛でられ、文章で綴られたペットは幸せですね、家族ですから。
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フィッシングジャケット

いかにも「カメラマンです」といった風貌のあの、カメラマンベストが好まない、という方にはフィッシングジャケットはいかがですか?
まさに写真撮影をする人の動き、持ち物、機能性を考えて合理的に成り立ったものが、「ザ・カメラマン」的なスタイルのあのベストなのです。
必要なものをすぐ取り出せ、必要なものを必要な場所に収納できるポケット。動きやすく、負担のない軽い素材。
上記のカメラマンベストの条件を兼ね備えて、さらにプラスαの特徴があるのがフィッシングジャケットともいえるかもしれません。
フィッシング、つまり釣りも、その場で必要なものを必要な時に取り出せるようにカメラマンベストのように多くのポケットが装備されています。さらに環境を考慮された防水、防風の仕上がり、
もちろん素材はかるい素材で、動きやすいものです。
そのうえ、デザインもタウンユースにも対応できそうなほどオシャレ。
これからのアウトドアの撮影にもぴったりです。
カメラバックを保管できる場所があれば、カメラ本体だけ持ち歩き、必要なものはフィッシングジャケットのポケットに収納して、いくらでも歩いて散策しながらのアウトドア撮影ができそうです。
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