こども写真の難解条件

赤ちゃんに続いてこども写真についてみてみましょう。
表現したいもの、そして記録として残しておきたいこども写真の大切な要素は同じかも知れません。それはこどもの表情、そして肌の質感。
そのどちらも大切にすると、実はこども写真にフラッシュを使うのは禁物。なぜならば写真を向けることですでに緊張してしまうこどももいれば、さらにフラッシュを使って写真撮影をすることによって自然な表情を取り去ってしまうこと二なるからです。そしてフラッシュではこどものきめ細かい肌の質感は表現しづらいためですね。ではフラッシュを使わず、手ぶれもしないで撮影するために三脚を使いたいと思っても、、、これも避けたいもの。動きの速いこどもに合わせて絶妙なシャッターチャンスに合わせられるように、三脚フリーでこどもの動きに合わせましょう。そしてこどもを相手に撮影する際にはなるべく多くの機材を使わずにシンプルを心がけたいものです。
三脚も使わない、ならば室内写真の際にはISOを上げればいいのか?実はこれもNG。こどものきめ細かい肌の質感はISOはなるべく低めで、ざらつき感のない画質を維持したいからです。
さあ、実はこども写真を撮るのには難解な条件がつきものです。これをクリアして撮影するためには、まず室内では窓際で自然光を最大限に利用するようにしましょう。そして撮影前から補助光をうまく拾える場所にレフ板を設置しておくと非常に便利です。
赤ちゃんやこどもの撮影はシンプルゆえに撮影自体は難しいものなんですね。

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赤ちゃんの性別

赤ちゃん写真について、本日ももうひとつ。
赤ちゃんの場合、性差がほとんど表れないため、洋服や小物などに特徴がない限り女の子なのか、男の子なのか分からないことってよくありますね。
日常的にそうなので、これが写真撮影になっても同じことが言えますね。
せっかく赤ちゃんの写真を撮って、家族や親戚、同僚、友達に送っても、性別が勘違いされてしまうこともしばしばでしょう。

「女の子」「男の子」を強調したい場合には、写真撮影の際にどんなことを気をつけたらいいのでしょう。ものをみる時に先入観が先行するイメージを利用した撮影が効果的です。
先入観が人によって違うため、この表現方法は様々です。
例えば、女の子の赤ちゃんは眠って横になっている状態でも、足元から顔に向けて撮影するのではなく、頭の方向から顔にかけて撮る。つまりおでこが大きく、そして遠近感として目が大きく口元が小さくなるアングルですね。それに比べて男の子の赤ちゃんは、正面からや下からあおるような形で撮影すると「かわいらしい」だけではない雄々しい感じが表れることがあります。

アングルをヒントに撮影して、ベストアングルを見つけて撮影してみてください。

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赤ちゃん写真

撮られる人との関係性が影響してくるポートレートが敬遠されてしまっても、撮られる人が赤ちゃんならば、それはいくら「人」でもちょっとひと味違ってきますね。
もちろん赤ちゃんを撮影するのは、その母親、父親にかなうことはありませんが、ちょっとしたポイントを抑えながら、目をひく赤ちゃんの写真撮影をしてみましょう。

生後間もなければ、一日の大半を眠って過ごす赤ちゃん。こども写真を撮影された方にはお分かりの通り、予想不可能な動きをするこどもに比べると、文字通り天使のような赤ちゃん。ただ表情の幅がないため、こちらでその工夫をする必要があります。そこでよく使われるのがちょっとしたテクニック。無条件に小さな赤ちゃんがかわいらしいということを用いたものです。例えば大人の人差し指を赤ちゃんの手で握らせたシーン、赤ちゃんの足と大人の足を並べたシーンなどがあります。さらに一般的に分かる大きさのアクセサリーを使って、どのくらい小さいのかというのを視覚的にクリアにした写真、例えば指輪を赤ちゃんの指につけてみる、といったことです。

まだまだカメラを意識して、撮られる側の対象にはならない赤ちゃんだからこそ、こちらの意図とともに遊びながら、かわいらしい表情(シーン)を作り上げることを楽しめそうですね。

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ポートレートと関係

人物撮影、つまりポートレート。よくいわれることですが、人を撮るということはまず撮影者が撮られる人とのとの関係をつくって、その関係性が写真に出てくるということです。または関係ができる前に撮影する際にも、例えば街角で声をかけて撮影するような場合にも、撮影者と被撮影者の関係性が出てくるものです。それはポートレートを撮り続けているとよく分かります。
シャッターを押して写真を撮るという行為を挟んだ二者の間が、写真としてしっかりあらわれてくるのは本当に面白いことだと思います。

ある人はポートレートに写っているのは被撮影者ではなくて、撮影者本人なんだという人もいます。どんな人を撮影しても、撮影している本人があらわれてくるというのは、ポートレートだからこそ言えることかもしれません。

このようにある意味人間性の領域に入って行うポートレート撮影は、あまりに深く、そして大儀ということで敬遠される方もいらっしゃいます。写真撮影はポートレートから、スティルライフ、風景など絵画のように様々なカテゴリー別にテーマがありますが、たまにポートレートを撮影して、自分自身と向き合う機会というのはいかがでしょうか?

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交換レンズ

一眼レフカメラの楽しみ、そして同時にメリットはレンズを交換して撮影をできること。ボディーと同じメーカーの純正レンズから、フィルム一眼レフカメラで使っていたレンズをデジタル一眼レフカメラに対応できるもの、またマウントを使って違うメーカのレンズを装着することも可能です。
焦点距離をかえること、画角をかえることで表現の幅が出ることはもちろん、用途に合った撮影が、ボディーはそのままでレンズを変えることによって調整できるということが魅力です。

そのため自然にフォトグラファーのみならずコレクターの中でも多くのレンズを保有数していることがしばしば。そして常に理想的なレンズを探し続けることになるというわけです。
交換レンズは、まずどの画角が必要かということが重要ですが、その次に非常に大切なことが「F値」です。レンズの明るさを示すこのF値はレンズのレベルを示すものでもあります。数値が低ければ低いほど明るく、つまりは薄暗い場所での撮影にも強いということ。
このF値、ほんの少しの差でも一段階数値が低くなるだけで、価格が倍以上になることも驚くかもしれませんが、それだけ撮影に影響するということです。使用するとその差がはっきり分かります。
バジェットが許されるならば、F値の低い数字の交換レンズを揃えたい、というのが本音のところですね!

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縦位置

カメラの構え方で基本の姿勢はよく言われることですが、では縦位置での撮影の際の構え方は?
シャッターボタンを下にした構え方。そしてシャッターボタンを上にした構え方とありますが、どちらが適切かについては諸説あります。
前者はシャッターボタンを押す右手が下にくるため、脇がしまるから安定すると言われたり、その一方後者は右手が上にあがり、脇が大きく開くためにきちんとカメラを固定できないなどと言われます。

もちろん安定した構え方でいったら、前者のシャッターボタンを下にした構え方なのですが、構図や撮影場所、環境によって後者の構え方でしか撮れないこともあります。これは慣れや経験も必要で、縦位置で撮影する機会が多い場合には普段から練習が必要でしょう。

プロ仕様のカメラの機種によっては縦位置シャッターボタンが別にある、つまりカメラにシャッターボタンが二つ付いているものもあります。これは便利ですよね!

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利き目

カメラの構え方でお話した、利き目についてみていきましょう。
普段私たちは視界を2つの目でみています。
ただ、利き腕と同様に、利き目というものもあります。
さて、その利き目をどうやって判断するか。
目の前に指で丸をつくってください。その丸の中にひとつ被写体を入れてみてください。例えばドアのノブ、時計の針、ボトルの口などなど。
丸の中に被写体を入れたままで、今度は左目、右目交互に閉じてひとつずつの目で見てみましょう。一方は被写体はそのまま丸の中に、もう一方は被写体は丸の中から外れてしまいます。

そう、この方法で、指の丸の中に被写体が収まったまま見える目が利き目ということになります。

ご自分の利き目を理解することも、カメラを構える、写真撮影を行うという行為に影響していきます。

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カメラの構え方

しっかりカメラを固定した姿勢は、写真撮影のベーシック要素のひとつですね。
ただ構え方、もち方、撮り方などには癖がそれぞれあり、意外にこのカメラの構え方ひとつで損をすることもあります。

三脚を使わずに撮影する際には、カメラを構えた撮影者自身が三脚の役割と想像すると分かりやすいでしょう。
つまり構えが甘い場合、容易く手ぶれなのどの原因になってしまうのです

基本の構え方は、ファインダーを覗いた位置に固定した両脇を軽く締めてカメラを支えます。その際に左手ではしっかりボディーの底またはレンズを手のひらで支えるようにもちます。両脇が開いているとシャッターを押す際に手ぶれが生じることがあります。

さて、カメラを構える際に、ファインダーはどちらの目で見ていますか?
左目?右目?
よく言われることは右目でファインダーをみて、左目で実際に肉眼で被写体をみるようにということ。左目でファインダーを見て撮影すると、シャッターボタンを押す右手で前方が塞がれて被写体が見えないからです。
ただ、これはどちらの目が利き目か、ということも問題になります。
それはまた次回にお話ししましょう。

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フォーカスロック

気軽に写真撮影を楽しむ際に、オートフォーカスを活用される方も多いはず。マニュアルで焦点を合わせるのではないので、シャッターチャンス、構図のとり方に集中して撮影することができます。

ただ、このとっても便利なオートフォーカス、文字通り自動焦点機能ですが、被写体も背景も同じような色だったり、前後の距離をうまくとらえられないと、焦点を当てたいポイントにうまくピントが合わないことがありませんか?

そんな時にさらに便利な機能が、フォーカスロック。
マニュアルでピントを合わせる作業はありませんが、ピントを合わせたい場所に被写体を合わせて、シャッターボタンを半押しにすることで、ピントを固定します。
そのままの状態で、ファインダーをみながら撮影したい構図に変えて、シャッターを押す。

シャッターを半押しにして、カメラの位置を動かして撮影、というと一見テクニックが必要に思えるかもしれませんが、しっかりカメラを固定できる姿勢で、自分自身を軸に、カメラのみを手首で方向を変えるようにすると案外シンプルです。
はじめにピントを合わせるので、撮影後に、ピントが甘かった、、ということを防げます。
カメラの設定によりますが、フォーカスロック機能を活用する際には、半押しするとカメラのビープ音が鳴り、フォーカスロックしたことを知らせてくれます。
こういった、小さな機能を普段から取り入れると、スナップからブログ撮影などがより楽しくなりそうです。

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マクロ応用

植物や昆虫、虫類などを主に撮影する知人のフォトグラファーがいます。
生きているものの刻々と変わる動きや、季節によって放たれる違った光を丁寧に観察して撮影された写真には、ひとを惹きつけるものがあります。

さて、マクロ撮影は絶妙なボケとともにひとつの被写体を強調しながら表現できる技術のひとつですね。この撮影方法にこればこるほどツボにはまる人もいれば、一方、似通ったアプローチのためすぐに飽きてしまう人もいるでしょう。

ただ、マクロ撮影に精通したひとに言わせると、応用撮影もあるとのこと。
それは、ヨリで撮るマクロ撮影なのに、ひいて撮るとのこと。
つまり被写体に近寄りすぎず、一歩下がったところで被写体を撮影するというのです。
これによってさらに美しい背景のボケと、被写体のピントの合い加減が相乗効果を生むそうです。なるほど、押して駄目ならひいてみる、とでもいいましょうか。

何事も基礎をマスターしたあとには、マニュアル道理に撮影するのではなく、その先の応用編があるというわけですね。

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